2025年2月13日に、栄ガスビル(名古屋市中区)にて、2024年度第5回スキルアップセミナーを開催致しました。スキルアップセミナーは、ASIF会員の若手技術者スキルアップを目的として、幅広い技術を習得して頂くためのセミナーです。
今回は、「車載シミュレーション技術の最前線」と題して、シミュレーション技術を用いた自動運転の安全性評価の事例と、ECUの仮想化による車載ソフトウェア開発の効率化の事例について紹介していただきました。
セミナーへの参加者は、57名(非会員0名)でした。
ソフトウェアによる車の継続的な価値創出が求められる中、車やECUの仮想化を通じてソフトウェア開発の速度と柔軟性を高めることが期待されています。 本講演では、仮想化を構成する技術、仮想化により望める効率化、その効果をより確実なものとするためのポイントを解説していただきました。さらに、付加価値を創出するためのクラウド技術の活用についても紹介していただきました。
自動運転システムの複雑化に伴い、そのテストと検証には、テストコースでの実車試験や公道での実証実験だけではやり切れず、再現困難な条件や、テストの効率化のためにシミュレーション技術を活用することが、世界的にも必須になってきています。本講演では、安全性と自動運転の関係、仮想空間での安全性評価基盤DIVP(Driving Intelligence Validation Platform)、自動運転実証実験へのバーチャル安全評価の適用について、具体的な事例を交えながら分かりやすく解説していただきました。