車載組込みシステムフォーラム 2023

2023年1月17日に、ナディアパーク デザインセンタービル3階デザインホール(名古屋市中区)と、オンライン(Zoom Webinar)で、車載組込みシステムフォーラム2023を開催しました。

今回のフォーラムでは、ASIFの1年間の活動報告に加えて、基調講演と専門セミナー、座談会を開催しました。今回の参加者は、177名(内非会員9名)でした。

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講演の様子

ASIF活動紹介「車載組込みシステムの動向とASIFの活動」
車載組込みシステムフォーラム 会長/
名古屋大学 大学院情報学研究科 教授 高田広章 氏
前半では、車載組込みシステムの動向と題して、SDV(Software Defined Vehicle)の現状と今後について、ビジネス面と技術面から解説しました。 後半では、2022年度のASIFの活動報告として、ASIFの会員数が一般101社、協賛1機関、個人13名、特別会員2名と推移していること、勉強会のテーマ、直近の活動について報告しました。
基調講演「空の移動革命への挑戦〜日本発 空飛ぶクルマと物流ドローンの開発〜」
(株)SkyDrive 取締役最高技術責任者 岸信夫 氏
「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに掲げる(株)SkyDriveの活動状況として、空飛ぶクルマと物流ドローンについて、技術面とサービス面から解説して頂きました。
講演資料は非公開です。
専門セミナー1「DXがすすむ社会における自動車の存在 ハッカーコミュニティとの共存の道」
CODE BLUE発起人/(株)BLUE 代表取締役 篠田佳奈 氏
サイバーセキュリティに関する人材育成やハッカーコミュニティの事例として、CODE BLUE、GCC(Global Cybersecurity Camp)、ICC(International Cybersecurity Challenge)などをご紹介頂きました。 これらの活動において自動車のサイバーセキュリティがどのように認識され、議論の対象とされてきたのかを俯瞰した後、今後、自動車のサイバーセキュリティを強化するために、ハッカーコミュニティと共存することによって得られる可能性についてお話し頂きました。
専門セミナー2「人生100年時代のモビリティを考える ー自動運転の普及と消費者意識ー」
(株)第一生命経済研究所 取締役 ライフデザイン研究部長 兼 主席研究員 宮木由貴子 氏
人生100年時代のモビリティについて、特に自動運転の位置付けや社会実装に向けた課題を解説して頂きました。 内閣府SIP・経産省・国交省プロジェクトとして長年実施された「自動運転の社会的受容性醸成」プロジェクトの成果として、自動運転に対する期待と不安の両面から調査した結果とともに、認知度と受容性の両方を醸成・向上させるための考え方を整理して解説して頂きました。

座談会「EVのインバーターから未来の車を語る」

冒頭で、YouTuber イチケン氏から電気自動車のインバータについて、さまざまな自動車のインバータを分解した事例を交えて解説して頂きました。

後半では、YouTuber イチケン 氏(左上)、ZEPエンジニアリング(株) 代表取締役 寺前裕司 氏(右上)、(株)エルテック 営業本部 取締役部長 箸尾勝 氏(左下)、名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 山本真義 氏(右下)の4名の専門家を交えて、既存インバータや今後の自動車について座談会を開催しました。