2014年度 車載組込みシステムフォーラム 総会

4月21日に、愛知県産業労働センター ウィンクあいち(名古屋市中村区)にて、2014年度車載組込みシステムフォーラム総会(勉強会活動報告会・講演会)を開催致しました。

会員企業の皆様に対して、前年度の会計・事業内容、勉強会活動について報告し、2014年度の活動計画をご説明しました。

特別講演では、「wCloud (=Workshop Cloud:工房クラウド) 〜ECU 開発プラットフォームから CPS 運用プラットフォーム〜」と題して、九州大学教授の村上和彰氏にご講演頂きました。

67名の方々にご参加頂きました。

総会資料と講演資料(一部)を取得するためには、会員IDとパスワードが必要です。会員向け情報を取得するためのパスワードは、こちらから発行できます。

総会の内容

総会では、以下の議案について会員の皆様から承認されました。

  • 第1号:2013年度 事業報告
  • 第2号:2013年度 収支決算 監査報告
  • 第3号:役員の選任(最新の役員リストは、こちらをご覧ください。)
  • 第4号:2014年度 事業計画
  • 第5号:2014年度 収支予算

詳細は、以下の資料をご覧ください。

勉強会・ETロボコンクラブ活動報告の様子

「ASIF勉強会 2013年度まとめ」
2013年度勉強会SIG幹事/アイシン・コムクルーズ(株) 間瀬順一 氏
2013年度ASIF副会長であり勉強会SIG幹事の間瀬氏から、2013年度に実施した勉強会のテーマと活動結果についてご報告しました。
2013年度 勉強会活動報告(ライトニングトーク形式)

2013年度に開催した以下の勉強会について、それぞれリーダ役を務めた方々から活動結果を報告しました。以下の資料には、すべての勉強会の報告内容が含まれています。

  1. MISRA C:2012
  2. モデルベース開発(UML、状態遷移表)
  3. モデルベース開発(MATLAB)
  4. 車載開発プロセス
  5. 機能安全規格(概要)
  6. 機能安全規格(実践)
  7. CAN通信
  8. 仕様記述言語と要求工学
  9. Androidと車載連携
  10. ASIF九州勉強会
  11. ETロボコンクラブ

「2014年度勉強会計画」
2014年度勉強会SIG幹事/オムロン オートモーティブエレクトロニクス(株) 植野弘 氏
2014年度勉強会SIG幹事の植野氏から、2014年度に開催する勉強会のテーマについてご案内しました。

講演会の様子

「wCloud (=Workshop Cloud:工房クラウド) 〜ECU開発プラットフォームからCPS運用プラットフォーム〜」
九州大学 教授/(公財)九州先端科学技術研究所 副所長 村上和彰 氏
複雑化している車載ECU開発を効率化するために、MBD(モデルベース開発)をベースとしたvECU-MBDをご紹介頂きました。vECU-MBDは、自動車関連企業・研究機関22機関が2010年4月から活動を開始したワーキング・グループによる成果の1つで、仮想環境(仮想ECU、仮想HILS、仮想車両等)を活用することでECUの単体検証や実車検証に要する期間を短縮するという考え方です。さらに、vECU-MBDをクラウド環境で実現するwCloud(Workshop Cloud:工房クラウド)についてご紹介頂きました。wCloudは、設備の揃った仮想的なプロジェクトルームを提供するサービスです。詳細は、ウェブサイト(www.workshopcloud.org)でご覧頂けます。最後に、組込みシステムとクラウドシステムとの連携について、計算資源、センサー融合、ビックデータの3つの観点から利点をご説明頂き、それらの活用を支援するために立ちあげられたビッグデータ&オープンデータ研究会 in 九州BODIC(BigData & OpenData Initiative in Kyusyu)についてご紹介頂きました。