2009年度 車載組込みシステムフォーラム 総会・勉強会活動報告会・講演会総会

4月24日に、ダイテックサカエ(名古屋市中区)にて、2009年度車載組込みシステムフォーラム総会を開催致しました。

今期の総会は、2008年度勉強会活動報告会と特別講演会を合同で開催しました。総会と勉強会活動報告会では、ASIFの2008年度活動報告と2009年度活動計画を会員企業の皆様にご紹介しました。特別講演会では、自動車メーカと大学が取り組んでいる最新の車載技術動向について講演しました。

今回は、総会に64名、総会開催後の交流会に38名の会員企業の方々にご参加頂きました。

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総会の内容

総会では、以下の議案について会員の皆様から承認されました。

  • 第1号:2008年度 事業報告・決算報告・監査報告
    2008年度事業報告書
  • 第2号:2009年度役員選任について
    2009年度の役員リストは、こちらをご覧ください。
  • 第3号:2009事業年度/事業計画および収支予算について
    2009年度事業計画書

勉強会活動報告の様子

勉強会趣旨説明「2008年度勉強会まとめ」
2008年度 アイシン精機(株)/ASIF副会長 鈴村延保 氏
ASIF副会長であり勉強会SIG(Special Interest Group)幹事でもある鈴村氏より、2008年度に実施した勉強会のテーマとその参加者状況、アンケート結果などについてご報告しました。
2008年度 勉強会活動報告1 「OSEK/VDX仕様」勉強会
(株)ヴィッツ 鵜飼敬幸氏
OSEK/VDX仕様勉強会の活動をご報告しました。仕様を広く勉強することができ、車載システムを学んでいる若手技術者にも好評でした。
講演資料はありません。
2008年度 勉強会活動報告2 「CAN(初級)」勉強会
(株)サニー技研 中村俊夫 氏
CAN仕様勉強会の活動を報告をご報告しました。仕様を座学形式で勉強し、アンケートでは多くの参加者が「役に立った」と回答しました。座学だけでなく、演習を交えるともっと良かった、というご意見も頂きました。
講演資料はありません。
2008年度 勉強会活動報告3 「MISRA-C(1998)」勉強会
アイシン・コムクルーズ(株) 間瀬順一 氏
MISRA-C(1998)勉強会の活動をご報告しました。多くの参加者にとって好評で、活発な議論ができました。その一歩で、最新のMISRA-C(2004)にも言及した議論を望まれる声も頂きました。
講演資料はありません。
2008年度 勉強会活動報告4 「機能安全規格」勉強会
(株)トヨタテクニカルディベロップメント 吉川直希 氏
機能安全規格勉強会の活動をご報告しました。車載システムに関連する機能安全規格を広く浅く調査、学習することが出来ました。その一方で、今後はもう少しテーマを絞って深い調査、勉強が必要になるとのご意見を頂きました。
講演資料はありません。
2008年度 勉強会活動報告5 「車載開発プロセス」勉強会
(株)SRA 清水謙 氏
(株)東海理化 稲垣修 氏
車載開発プロセス勉強会の活動をご報告しました。調査対象として取り上げたAutomotive SPICEに関して、広く浅く理解を深めるとともに、各社の取り組みを議論する有意義な勉強会となりました。
2008年度 勉強会活動報告6 「AUTOSAR仕様RTE」勉強会
(株)デンソークリエイト 小林展英 氏
AUTOSAR仕様RTE勉強会の活動をご報告しました。AUTOSAR仕様の中でもRTEを取り挙げ,特に車載アプリケーション開発者にとって興味深い内容となりました。
講演資料はありません。
2008年度 勉強会活動報告7 「仕様記述言語(sysML)」勉強会
アイシン精機(株) 鈴村延保 氏
仕様記述言語(sysML)勉強会の活動をご報告しました。sysMLの専門家が少ない中で、車載システムの設計に携わる参加者が、各自の立場から情報を提供することで、リーダ含め参加者の知見を広める有意義な勉強会となりました。
「2009年度 第1ラウンド勉強会について」
アイシン精機(株) 鈴村延保 氏
勉強会SIG(Special Interest Group)幹事である鈴村氏より、会員企業からのアンケート結果を踏まえて、2009年度に実施予定の勉強会のテーマをご報告しました。

講演会の様子

「車載組込ソフトウエア開発」
トヨタ自動車(株) 制御システム統括部 制御プロセス企画室 主査 細谷伊知郎 氏
トヨタ自動車が取り組んでいる車載ソフトウェア開発についてご紹介頂きました。
講演資料は非公開です。
「車載組込みシステムのディペンダビリティ」
名古屋大学 大学院情報科学研究科 教授 高田広章 氏
近年、大きな注目を集めている「ディペンダビリティ」について、その意味と、車載組込みシステムのディペンダビリティをどのように確保すべきかについて、現在取り組んでいる研究を踏まえて講演しました。
講演資料は非公開です。