JasParは、高度化・複雑化する車載電子制御システムのソフトウェアやネットワークの標準化及び共通利用による開発効率化と高信頼性確保を目指して設立された一般社団法人です。前半では、Jasparの最新の活動状況を中心に紹介して頂きました。後半では、無線通信や持込機器を介して外部と繋がる車の進化に応じ、第3期メインテーマとして取り組んでいるサーバーセキュリティについて、具体的な検討内容を解説頂きました。

前半では、2016年9月に米国NHTSAから発表されたFederal Automated Vehicle Policyに記載されている「自動運転車に求められるセキュリティ対策」について解説して頂きました。後半では、対策の実現方法として、セキュリティ開発プロセス、AUTO-ISACを活用したインシデント情報の共有、システムを保護するためのセキュリティ対策技術の観点から、具体的な方法を紹介して頂きました。

前半では、車載組込み/IoTシステムに関するセキュリティ・インシデントの発生状況と、国際規格における安全性（セーフティ）とセキュリティに関する考え方の違いについて紹介して頂きました。後半では，高度化する自動車制御システムにおける安全性とセキュリティを確保するために重要となる，開発段階での安全＆セキュリティ分析のポイントと、最新の国際規格・ガイドラインの状況について解説して頂きました。