平成25年度第2回ASIFスキルアップセミナー

2013年7月23日に、栄ガスビル(名古屋市中区)にて、平成25年度第2回スキルアップセミナーを開催致しました。スキルアップセミナーは、ASIF会員の若手技術者スキルアップを目的として、幅広い技術を習得して頂くためのセミナーです。

近年の車載ソフトウェア開発においてモデルベース開発(MBD)手法を適用する事例が年々増えてきています。今回のセミナーは、「車載組込み開発におけるMBDの重要な役割と効果的な活用を学ぶ」と題し、最新のMBD手法とMBDツールを車載ソフトウェア開発にどのように活用すれば良いか、また、MBDツールと連携した他のツール活用について紹介して頂きました。セミナーへの参加者は、95名(非会員3名含む)でした。

セミナーの様子

「モデルベース開発(MBD)手法およびMBD開発ツール」
講師:dSPACE Japan (株) ソリューション技術部
シニアテクニカルエキスパート 佐々木茂 氏
システム開発、ソフトウェア開発の効率化手法として注目されているモデルベース開発(MBD)手法について、基本的な内容からご説明頂きました。さらに、自動車用制御ソフトウェアの開発プロセスを事例として、MBDがシステム開発及びソフトウェア開発において有効である理由を丁寧にご説明頂きました。
講演資料 (5.2MB)
「モデルベース開発(MBD)に伴う検証・テスト及び各種ツールの適用」
講師:BTC Japan (株) 代表取締役 萩原勝 氏
最初に、モデルベース開発に伴う検証、テストの方法について説明して頂きました。さらに、形式手法を専門とするコンサルティング、及びツール開発メーカであるBTC社の活動を踏まえて、自動車向け機能安全規格ISO26262の開発プロセスを例に、各プロセスで実施すべき内容とそれを効率化するツールについてご紹介頂きました。
講演資料 (6.9MB)