車載組込みシステムフォーラム 2018

2018年1月29日に、ナディアパーク デザインセンタービル3階デザインホール(名古屋市中区)にて、車載組込みシステムフォーラム2018を開催しました。

毎年開催しているフォーラムでは、ASIFの1年間の活動報告に加えて、招待講演、基調講演、ASIF10周年事業実証実験報告を開催しました。今回の参加者は、273名(内非会員40名)でした。

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講演の様子

ASIF活動紹介「車載組込みシステム開発の現状とASIFの活動」
車載組込みシステムフォーラム 会長/
名古屋大学 大学院情報学研究科 教授 高田広章 氏
2017年度のASIFの活動内容を報告しました。前半では、ASIFの会員数が、一般95社、協賛1機関、個人16人(学生会員含)と順調に推移していることを紹介しました。後半では、実施した勉強会について、第1ラウンド(6月-9月実施)と第2ラウンド(11月-2月実施)のテーマ(CAN通信仕様、MISRA-C、UMLとSysML、Gitの世界、機能安全、組込みセキュリティ、CAN FD通信仕様、AUTOSARモデリングツール、車載開発でのシステムエンジニアリング、車載開発プロセス、IoT/自動走行に向けたオープンディペンダビリティ対応規格IEC62853案の理解など)について簡単にご報告しました。
招待講演「自動運転と社会イノベーション」
国際自動車ジャーナリスト 清水和夫 氏
コネクテッド、オートパイロット、電動化、ライドシェアというイノベーションの波が自動車業界に押し寄せています。今までに経験したことのない変化の時代に生まれる多様性によって、私達の社会や暮らしはどう変わるのでしょうか。自動車ジャーナリストのお立場から、様々な経験・知見を基にお話頂きました。
講演資料は非公開です。
基調講演1「自動車産業を巡る状況と政策の方向」
経済産業省 製造産業局 自動車課長 河野太志 氏
自動車業界を取り巻く環境を俯瞰した後、構造転換のポイントを整理して解説頂きました。後半では、経済産業省の対応方針、現在進めている様々な取組みについてご紹介頂きました。
講演資料 (4.5MB)
基調講演2「自動運転の動向とモデルベース開発」
トヨタ自動車(株) 常務役員 奥地弘章 氏
交通死傷者ゼロへの取組み、その技術を活用した自動運転への取組みを基に、将来の技術動向を紹介して頂きました。特に、自動運転においては、高度な認知・判断・操作を、車両全体で統合制御する必要があります。車載制御システムにおけるアーキテクチャの最適化や、モデルベース開発等の話題についても同社の考え方、取組みを解説頂きました。
講演資料は非公開です。
ASIF10周年事業 実証実験報告「愛知県自動運転実証実験の概要と自動運転用高精度三次元地図について」
アイサンテクノロジー(株) 取締役 MMS事業本部 本部長 佐藤直人 氏
昨年度愛知県内で実施した自動走行実証について、実証実験の概要を紹介頂きました。後半では、同社の基幹技術である自動運転用高精度3次元地図について、詳細に解説頂きました。
講演資料は非公開です。