車載組込みシステムフォーラム 2009

2月4日に、ミッドランドホール(名古屋市中村区)にて、車載組込みシステムフォーラム2009を開催致しました。

このフォーラムは、組込みシステムに関連する方々を対象として、車載組込みシステム技術に関する最新動向などの情報共有と、関係企業等の交流を目的としています。

第1回目の今回は、講演会に261名(非会員:47名含む)、フォーラム開催後の交流会に100名(非会員22名含む)の方々にご参加頂きました。

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講演の様子

「ASIFの活動ならびに車載組込みシステムの動向」
車載組込みシステムフォーラム 会長/名古屋大学 大学院情報科学研究科 教授 高田広章 氏
車載組込みシステムフォーラムの設立目的やこれまでの活動内容などをご紹介するとともに、今後重要となる技術トピック、車載組込みシステムの動向について講演しました。
講演資料は非公開です。
基調講演「ソフト化が進む自動車メカトロニクスの現状と今後の展望」
講師:アイシン精機(株) 常務役員 吉田強 氏
これまでアイシン・グループが手掛けられた自動車メカトロニクス技術について、いくつか具体的な技術トピックを挙げ、写真を交えながら分かりやすくご講演頂きました。また、自動車部品におけるソフトウェア化の動向と、今後の取組みをご紹介頂きました。
講演資料は非公開です。
専門セミナ「自動車業界における機能安全国際規格ISO26262の最新状況」
講師:トヨタ自動車(株) 制御システム統括部 グループ長 川名茂之 氏
近年,自動車業界において非常に注目されている機能安全規格「ISO26262」について、ソフトウェアに関連する部分を重点的にご講演頂きました。また、国際規格検討団体の最新動向についてもご紹介頂きました。
専門セミナ「トヨタパートナーロボットのソフトウェア技術」
講師:トヨタ自動車(株) パートナーロボット部 ロボット開発室
電子ソフト開発グループ長 山田耕嗣 氏
トヨタ自動車におけるパートナーロボット開発について、これまでの同社の取組みと今後の展望を、映像を交えてご講演頂きました。また、開発の中心的な役割を担われたお立場から、ロボットのソフトウェア開発方法について、具体的にご紹介頂きました。
講演資料は非公開です。
招待講演「世界標準暗号MISTYとその車載組込みシステムへの応用」
講師:三菱電機(株) 情報技術総合研究所 情報セキュリティ技術部長 松井充 氏
世界標準暗号としてISO/IECで採択された「MISTY」について、開発者のお立場からご講演頂きました。暗号技術の歴史や基礎的知識を含め、MISTYの特徴、仕様公開への取り組み、車載システムへの応用についてご紹介頂きました。