平成29年度第1回応用技術セミナー

2017年10月3日に、(一財)日本自動車研究所(茨城県つくば市)にて、平成29年度第1回応用技術セミナーを開催致しました。

自動走行や安全運転支援システムの実用化に向けて、様々な技術開発とともに、多種多様な道路状況での安全性の評価など、多くの試験を重ねることが重要と考えられています。今回のセミナーは、「自動運転に向けた環境整備」と題し、日本自動車研究所(JARI)の取組みと試験環境を、講演と見学会を通じて体験するセミナーを開催しました。

セミナーへの参加者は、68名(内非会員4名)でした。

セミナーの様子

「自動運転に向けたJARIの取組」
講師:(一財)日本自動車研究所 ITS研究部 部長 谷川浩 氏
現在、自動運転技術の実用化に向けて、センシング(認識)、リスク先読み判断(AI等)、ダイナミックマップ゚、セキュリティ、安全性評価方法やルール整備など゙、産官学協調活動が活発に行われている。本講演では、JARIの担当事業に加えて、自動運転用データ共有の仕組みづくりや自動バレーパーキングの実用に関する取り組みについて紹介して頂きました。
講演資料は非公開です。
「自動運転評価拠点Jtownの紹介」
講師:(一財) 日本自動車研究所 安全研究部 部長 山崎邦夫 氏
JARIで自動運転評価拠点を整備した背景、拠点の全体概要、各エリアの特徴と機能、利用方針等について 紹介して頂きました。
講演資料は非公開です。
「ドライビングシミュレータの動向」
講師:三菱プレシジョン(株) シミュレーションシステム営業本部 副本部長 練尾正美 氏
ドライビングシミュレータは、自動車の研究開発に幅広く利用され、これまで予防安全やITS等新しい技術の発展に寄与してきました。本講演では、ADASや自動運転の研究開発においてドライビングシミュレータに期待される役割や、関連技術の動向について解説して頂きました。
講演資料は非公開です。
「Jtown特異環境試験場・開発談」
講師:菱電商事(株) 東京支社 冷熱ソリューション第一部 大嶋康正 氏
自動走行システムの試験では、雨、霧や日射等の特異環境下における安全性評価が必要です。本講演では、Jtownで実現された模擬環境再現設備の完成までの道のりと苦労について紹介して頂きました。
講演資料は非公開です。