平成24年度第1回応用技術セミナー

2012年7月25日に、名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区)にて、平成24年度第1回応用技術セミナーを開催致しました。

本セミナーは、「形式手法入門 - エンジニア向け一日コース - 」と題し、形式手法によるモデル作成の手順を解説し、形式手法の適用事例を学ぶ講義を行いました。

今回は、38名(内非会員9名)の方々にご参加頂きました。

セミナーの様子

講師:IPA/SEC 調査役 新谷勝利 氏、人材育成WG 委員 佐原伸 氏
IPA/SEC人材育成WGが作成している研修教材を使用して、VDM(The Vienna Development Method)を中心に、形式手法の基本についてご講演頂きました。最初に、新谷氏から教材の内容と、VDMの概要についてご紹介頂きました(写真(上))。続いて、佐原氏からVDMによるモデル化と適用方法について、VDMのソースコードを用いてご説明頂きました(写真(下))。
質疑応答では、「なぜ、VDMを用いるのか?」、「VDMによるモデル化は、日本語での仕様書作成、あるいはプログラム開発と重複する作業に思えて、抵抗感が強い」といった参加者からの質問に対して、ご回答頂きました。セミナー終了後の意見交換会においても、講演者と参加者の間で活発な議論が展開されました。
講演資料は非公開です。